第5回|ビジネス×教育 現場の語彙力育成術
2025/09/22
ビジネスと教育の現場で活かせる、言葉の力を伸ばす6回シリーズ
会議・商談で「語彙力」が差をつける理由
ビジネスの現場では、会議・商談・メール・プレゼンなど、言葉によるやりとりがあらゆる場面に存在します。その中で、語彙力が高い人ほど「正確」「簡潔」「説得力のある」コミュニケーションが可能です。
たとえば、顧客への説明時に「問題があります」ではなく、「業務上のリスクが顕在化しています」と伝えることで、課題の本質と緊急度が相手に明確に伝わります。これは語彙の選択肢が多い人ほどできる技です。
教室での語彙力トレーニングの実例
教育現場でも、語彙力の差が学力・表現力の差につながることがわかっています。最近では、以下のような実践が行われています。
語彙ビンゴ/言い換え遊び
遊び感覚で語彙に触れるアクティビティ
読書ノートでの語彙記録
子どもたちが「知らなかった言葉」をメモする習慣
表現力アップ作文
ありきたりな表現をどう豊かに変換するかの練習
これらの活動を通して、子どもたちは「語彙を使って考える・伝える」ことの面白さを実感し、語彙力が自分の力になることを体感しています。
企業研修で使える語彙育成ワークとは
大人になっても語彙力は鍛えられます。企業研修で導入しやすい語彙育成の例としては
1分プレゼン+フィードバック
「なるべく専門用語を使わずに伝える」訓練
言い換えトレーニング
「わかりやすく」「丁寧に」「簡潔に」をテーマに言葉を変換
業務日報で語彙チャレンジ
「今日の報告に〇〇という語を入れてみる」
こうした取り組みは、業務の質を高めるだけでなく、社員同士の表現力・理解力の共通土台を作る効果もあります。
ビジネス×教育の連携が生む語彙力の相乗効果
最近では、「ビジネスパーソンが学校で語彙指導に参加する」「学校でビジネス表現を学ぶ」といった、分野横断的な取り組みも注目されています。社会と教育が語彙力という共通の課題に取り組むことで、学校教育に「現場で使われる言葉」が持ち込まれ、企業側も「わかりやすく伝える力」を再認識するという相互作用が生まれています。
語彙力は、単なる「国語」のスキルではなく、社会を生きる力です。教育とビジネスの双方が手を取り合って、次世代に「言葉の力」を継承していくことが今、求められています。
次回はいよいよ最終回。語彙力を日常で維持し、さらに伸ばすための「継続の仕組み」についてお話しします。
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希望結社ツクラム
” For Learnig Scapes & Working Spot ”
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