第2回|インプットの量を増やす 幅広い読書習慣の重要性
2025/09/03
ビジネスと教育の現場で活かせる、言葉の力を伸ばす6回シリーズ
語彙力の「量」を増やすためには、まず言葉に触れる頻度と幅を意識することが不可欠です。そしてその最も基本かつ効果的な方法が「読書」です。
読書には、単に文章を読む以上の価値があります。物語や論説、説明文の中で語彙は文脈と結びついて登場します。そのため、ただ単語帳を覚えるよりも、実際の使用例を通して自然と意味や使い方を理解できるのです。
とくに語彙を広げるには、「ジャンルの幅」を意識することが重要です。自分の専門分野や趣味に偏った読書だけでは、語彙の種類も似たものに限られてしまいます。時にはビジネス書、時には小説、エッセイ、新聞、科学雑誌、児童書にまで目を向けてみましょう。
たとえば、普段ビジネス系の文章ばかり読んでいる人が、あえて歴史小説を読むことで「たおやか」「矜持」など日常では出会いにくい語彙に触れることができます。また、新聞の社説やコラムには「言い換え」「比喩表現」「具体化」の技術が詰まっており、語彙力の向上に非常に役立ちます。
加えて、読書を通して出会った語句をただ流さず、気になった言葉をメモしておく「語彙ノート」をつけることもおすすめです。意味だけでなく、使われていた文脈や例文も合わせて記録しておくことで、その語が記憶に残りやすくなります。
スマートフォンのメモアプリでも、アナログの手帳でも構いません。習慣化することで、日々の読書が語彙力強化のトレーニングに変わっていきます。
語彙は「出会い」です。自分の世界にない言葉に出会うために、まずは読書のジャンルを広げてみましょう。そして、そこで出会った言葉を丁寧に拾い、自分の語彙として定着させる工夫を積み重ねていくこと。それが、語彙力を飛躍的に伸ばす第一歩です。
次回は、読書などでインプットした語彙を、実際に「使いこなす」力=語彙の「質」を高める方法についてお話しします。
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